歯科医師による新型コロナワクチン接種研修について

5月19日日本歯科医師会より、歯科医師による新型コロナワクチン接種に関する研修について連絡がきました。今回びっくりしたことが、日本歯科医師会の会員以外にもワクチン接種の研修を受けられるようにしたことです。1歳半検診や3歳児検診、学校医などは、地区の歯科医師会が独占している地域が多いのではないかと感じています。日本歯科医師会もとても素晴らしい判断をしたのではないかと思います。

院長の私は歯科医師会の会員ですが、若いバリバリ活躍されている先生方とお話すると、そもそも歯科医師会に入るつもりが無いという先生がとても多く感じています。昨年日本歯科医師会の会員の平均年齢が59.9歳と報道されていました。加入率は農村部で高く都市部では低いのが現状です。年々加入率も低くなっている印象です。

兵庫県最大規模の当院の歯科医師は18名です。国家の未曾有の緊急事態を救うため、妊娠中の先生などを除き全員に研修受講の協力をお願いしました。各先生方も心よく、自分という医療資源が、多くの人を助けることにつながるのであれば、できる限りやりたいと言ってくださっています。地域の歯科医師会に入っていない若い勤務医の先生たちにも門戸が開かれるのであればですが、とても画期的なことだと思います。

ただ問題は、せっかく新型コロナワクチン接種研修を受けても、兵庫県や西宮市から歯科医師会非会員に依頼が行かない場合、なんとか市民のためにと思って研修を受けても無駄になってしまいます。多くのクリニックにおいて、院長以外の勤務医は非会員です。

毎日新型コロナによる死者が発生し、重症病床がひっ迫している中、西宮の多くの市民の方がワクチン接種を待ち望み、コロナ前の普通の生活に早く戻して欲しい飲食店などの方がおられる中、西宮市役所さんが歯科医師会だけに依頼するのか?それとも非会員の先生にも依頼するのか?

人の命の重さ、地域医療、市民の安全安心のために何が大切なのかをこれから判断されると思います。

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