当院の親知らず外来の特徴

他院で抜歯のために口腔外科を勧められた方。一度相談してみませんか?

1 大学病院口腔外科医局出身の歯科医師による親知らず抜歯

ご存知のように、大学病院は教育病院です。このため、患者さん配当によっては指導教官である歯科医師同席のもとにたまたま歯科医師なり立ての経験が浅い先生に治療があたることもあるのが現状です。当院では研修医の先生方の求人応募はすべてお断りしております。経験豊富な口腔外科出身者が複数在籍しておりますのでご安心いただけましたらと思います。*当院の求人サイトをご覧ください。歯科医師の採用については経験年数が浅い方はお断りしております。

2 すばやい抜歯手技

経験豊富な口腔外科医が行います。すばやく切開し、創面がきれいなため傷の治りも早いのが特徴です。埋まっている親知らずの場合でも多くは30分前後で抜けることが多いです。早い場合は5分で終わることもあります。根が曲がっている場合などごくまれに、1時間以上かかる場合は2回に分けて行うこともあります。なるべく患者さんの負担なくすばやく終わらせるよう心掛けております。

3 なるべく痛くないようにする取り組み

親知らず抜歯の場合は十分に麻酔を効かせてから抜歯いたします。このため痛みは感じにくくなります。それよりも親知らず抜歯は、骨を割ったり力をかけなくてはならないことが多いのです。振動の感覚は麻酔が効きません。患者さんによってはその方が怖く感じる方がおられます。そのためさらに心配な方は、別日に歯科麻酔科医と共同し、静脈内鎮静法といった不安が少なくなり、ぼーっと眠くなった状態で抜歯することも可能です。さらに心配な方は、全身麻酔にて抜歯することも可能です。

4 初診のその日に抜歯ができることも

当院では混雑状況などにより初診時の抜歯ができることも良くあります。絶対ということではありませんが、一応手術ですので担当医の先生にお願いしてください。

5 歯の移植ができることもあります

親しらずは抜歯するだけだと思っていませんか?当院の口腔外科医は、手前の歯がむし歯になって抜歯された跡地に親知らずを移植することもできます。親知らずがむし歯になっていない。移植先の骨の幅、硬さ、上の歯との距離など条件がありますので医師に相談してください。

親知らずを抜歯した方がいい方

親知らずや手前の歯が虫歯になっている方

親知らずは一番奥にあるため歯ブラシが届きにくく、虫歯の治療をしてもその後また虫歯になる可能性が高いです。

横向きに生えている方

横向きに生えていると、その周囲にプラーク(歯こう)がたまりやすく通常の歯磨きで取り除くことが難しくなり、親知らずやその手前の歯が虫歯になりやすくなります。また、神経の通っている管に近い場合は安全のためCT撮影を行って位置関係を確認します。

親知らず周辺の歯ぐきがはれたり、痛みがある方

すでに炎症が起きている状態です。治療しても繰り返すことが多いため、抜歯をお勧めすることが多いです。炎症がひどい場合は、まずは炎症を抑える治療をしてから抜歯をすることがあります。

まだ出てきていないが、レントゲンより、今後炎症を起こしたり歯並びに影響がある可能性が高い方

生え方によっては、歯ぐきの中に埋まっている状態でも炎症を起こしたり、歯並びに影響がある場合があります。

これから妊娠をお考えの方

妊娠中はホルモンバランスの変化により炎症を起こす可能性が高くなることや、妊娠中のお薬の使用による影響の可能性を考慮し妊娠前に抜歯をお勧めすることがあります。

難しい症例にも対応可能!

当院には歯科医師が16名在籍しており、口腔外科専門の歯科医師も在籍しております。大学病院で口腔外科の経験を積まれていますので、安心して治療を受けていただけます。
また、当院はデジタルレントゲンだけではなくCTも完備しております。デジタルレントゲンにあわせてCTを利用することで、親知らず、神経、骨の位置を立体的により精密に確認できます。それにより、より安全に行うことができますので他院で難しい症例にも対応しています。

(注)入院が必要な親知らず除去の方、輸血が必要な方、抜歯をすることによりあきらかに神経を傷つける恐れがある場合、そして患者様の心身の状態等により総合病院をご紹介する場合もあります。

治療の流れ

    • 診察のご予約
      まずはお電話で親知らず外来をご希望」とお伝えいただきご予約ください。当日即時抜歯の希望の有無をお伝えください。その際、近隣のかかりつけ医の紹介状を持っている、他院では難しいといわれた、まだ歯ぐきの中にあって出てきていない、等の詳細をお伝えいただきますとスムーズです。

    • ご予約日に来院
      当院が初めての方は問診票等をご記入いただきます。ご来院の際は、保険証、受給者証等(お持ちの方)、服薬されている方はお薬の情報がわかる物、紹介状(お持ちの方)をお持ちください。

    • 診療開始
      まずはレントゲンやCTの検査を行います。親知らずの現状、骨の厚さなどを精査します
      歯科医師より現在の状況、抜歯が必要か、どのように抜歯をするか等の説明を行い、手術日を決定します。骨の状態や歯の向きなどによっては初診日に抜歯行います。 歯の根が神経と完全に接しており後遺症として麻痺が考えられる場合などは、歯科麻酔科医と共同し静脈内鎮静法というお酒を飲んだ時のボーとした状態にして抜歯することや全身麻酔を用いた抜歯ということもありえます。また当院は兵庫県最大規模ですが、入院設備や輸血設備はありませんので入院が必要な場合や輸血を必要とする可能性がある場合は設備のある病院に入院して治療することをお勧めする場合も年に数回あります。

    • 手術当日
      麻酔をして抜歯を行います。麻酔をしていますので、抜歯中に痛みを感じることはほとんどありません。麻酔も痛みをあまりかんじないように配慮しております。簡単な抜歯は初診日に行う場合もありますが、基本的には抜歯は2回目にご来院いただいたときに行います。
      抜歯後お薬をお出ししますので、歯科医師の指示通り服用ください。また、あまり舌で触ったりしないようにしてください。いつまでも出血が続く原因になります。そのほかの抜歯後の注意については、当日ご説明いたします。

  • 手術後
    数日後に消毒、抜糸を行います。消毒と抜糸は歯科医師とご相談の上、指示通りにご来院ください。消毒と抜糸は基本的には2回に分かれます。経過を確認する場合がありますので、その後の通院に関しては歯科医師の指示通りにお越しください。

 

ご希望の方は以下の同意書をダウンロードして事前に確認して来院されるとスムーズです。

抜歯同意書

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