年末年始は例年ほとんどの医療機関が休診し、本来は救急病院に行かなくていい軽症の患者さんが救急病院に殺到します。今年の年末年始の救急病院は新型コロナの受け入れに手一杯であり、その他の疾患の救急の受入れがほとんど不可能な状況になる可能性があります。
そこで当院では医療崩壊瀬戸際の新型コロナ対応病院の負担軽減のため、来年1月増設オープン予定の歯科診療台を急遽12月25日より運用を開始し、緊急の歯科口腔外科関連の患者さんの受入れ枠を増やします。
2020年12月現在、当院は、診療台18台、歯科医師16名総スタッフ80名超の兵庫県最大規模の歯科医院です。これまでも一般の歯科だけでなく、救急車の受入れや、近隣の歯科医院さんでは受け入れ困難な患者さん、顎がはずれた、歯がくちびるを突き抜けたなどの事故、全身麻酔を用いた障がい者のある方の歯科治療などを行ってまいりました。
ただ少しずつ混雑が発生し、待ち時間が伸びたり、予約が取れないなどの問題があり、新型コロナ対策などの設備改修を目的として新たに診療台2台を増設し合計20台となる設備増強工事を、来年1月末オープン予定で行ってまいりました。
ところが新型コロナウイルスの第3波が襲来し、新型コロナ患者の急増に伴い、新型コロナ対応病院が医療崩壊の瀬戸際になっているという報道を耳にしました。
そこで、当院は毎年年末年始は大晦日、元旦関係なく緊急患者さんを受け入れてまいりましたが今年はさらに設備を増強して、来年1月オープン予定の診療台も12月25日より急遽運用開始し、患者さん受け入れ態勢を強化し緊急の歯科口腔外科関連の患者さんの受入れ枠を増やします。