「むし歯ゼロで、削らない歯医者」さんを目指して

当院では「むし歯ゼロで、削らない歯医者さん」を目標に掲げ、日々の診療に取り組んでいます。

もっと早く来てくれたらよかったのに、、、

私はこれまで、毎日のようにむし歯の子どもたちを診察してきました。怖くて泣いてしまう子どもたちに心が痛みます。「もっとこうなる前に、早く来てくれたらよかったのに」そう毎日、毎日思っていました。むし歯が口腔細菌による感染症であることは明らかですが、明治時代に近代歯科医療が日本に導入されて以来、むし歯の治療法は「削って、詰める」という手法が基本のままです。材料の進歩は目を見張るものがありますが、、、。いつか、ワクチンや塗り薬で治せる時代が来るかもしれませんが、それはまだ遠い未来の話でしょう。

むし歯になる前に知ってほしいと思って

そこで私は、むし歯を治すことよりも、むし歯にならないことの重要性を伝えるため、開業以来20年弱にわたりボランティア活動として講演を続けてきました。コロナ禍以前は年間60回以上のむし歯予防などの講演会を開催し、神戸、大阪、宝塚、伊丹、和歌山、東京など各地で予防の大切さを訴えてきました。しかし、むし歯はなくなりません。

家庭でのハミガキと歯科衛生士によるケアの併用が重要!

現在の歯科医療では、むし歯の予防法として「家庭での歯磨き」「定期的な歯科衛生士によるフッ素塗布とシーラント処置の併用が推奨されています。当院ではさらに、管理栄養士による食事指導を導入し、砂糖を含む食生活の見直しにも注目してきました。

 

3歳までに定期的に歯科医院に通う習慣がもっと、もっと、大切だった!

また、近年の小児歯科では、予防歯科の考え方に大きな変化が見られます。家庭での歯磨きやフッ素塗布はもちろん重要ですが、それだけでなく「3歳までに定期的に歯科医院に通う習慣をつけること」が、小・中・高校、さらには20歳の成人式を迎えるまでむし歯ゼロを維持する大きな要因であると報告されています。

この考えに基づき、当院では新たに「むし歯ゼロルーム(小児歯科矯正歯科ルーム)」を設置いたしました。このルームのデザインは、西宮在住の絵本作家・ジェリービーンズさんに手がけていただきました。西宮の動物や桜、日本酒、甲山、神社などを描いた温かみのあるデザインにより、お子さまが「怖くない、削らない歯医者さん」というイメージを持ってもらえることを願っています。3月3日プレオープンします。残工事や機器の調整、習熟訓練などを行い、4月1日からオープンいたします。

2025年4月より、この「むし歯ゼロルーム」を開設し、診療台を22台から25台へ増設いたします。これにより、日本トップクラスの規模を誇る総合歯科として、より充実した診療環境を整えてまいります。

院長 児玉の夢

私の夢は、西宮の子どもたちすべてが0歳でむし歯ゼロ、3歳でむし歯ゼロ、小学校入学時もむし歯ゼロを維持し、中学・高校、そして20歳の成人式を迎えるまでむし歯ゼロを実現することです。

そしてその先には、「歯周病ゼロ」「入れ歯ゼロ」「インプラントゼロ」の未来を目指すこともできるのではないかと、熱い情熱を持って取り組んでいます。

これからも皆さまとともに、むし歯ゼロの未来を築いてまいります。

院長 児玉秀樹

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