摂食嚥下障害治療

食べることは生きること
お口から食べる幸せを守ります

私の恩師である小山珠美先生(※)は、食べることは、空腹を満たし、栄養を摂り、乾いた喉を潤し、疲れをいやしてくれる日常です。さらには、楽しく語らう場であり、幸せなひとときとなり、明日への活力となる、かけがえのなき生命の泉です。「口から食べる」ことをサポートすることは、人間の尊厳を守ることであり、より幸せに生きる権利への保障ともいえます、と述べられています。この文章はまさに口から食べるということの意義を分かりやすく、そして口の機能を根源的に表しているといえます。そしてまさに私たちナチュラルスマイル西宮北口歯科は、この口から食べるという幸せを支援する多職種チームの一員であると考えております。
※ 小山珠美,口から食べる幸せをサポートする包括的スキルKTバランスチャートの活用と支援,2015,医学書院,東京都

嚥下障害とは

私たちはおにぎりをフォークで食べません。ステーキを手づかみで食べません。
口から食べるということは当たり前のように思いますが、実はいろんな要素から成り立っています。食器や食具を使う、食べ物をみる、匂いをかぐ、噛む、すり潰す、舌で混ぜる、のどに送り込む、飲み込むなど多種多様です。それに障害があると、口から食べることができません。そういう状態を嚥下障害と考えます。

症状

  • 口の中に食べ物を溜め込む
  • 少しずつしか飲み込めない
  • むせる
  • 唾がでない
  • 噛めない
  • 舌が動かない
  • 飲み込めない
食事に困った顔

検査

検査には頸部聴診法という方法と嚥下造影法、嚥下内視鏡、舌圧検査など多様な検査が用いられます。それによって総合的に判断します。

治療

多様な原因にて嚥下障害になりますので、歯科医師だけでなく、医科の主治医、看護師、管理栄養士、言語聴覚士、理学療法士、作業療法士など多職種連携を行って治療します。
当院のスタッフとして、歯科医師、歯科衛生士だけでなく、管理栄養士と摂食嚥下障害看護認定看護師が在籍しており、チームで口から食べるを実現していきます。
歯科医師、歯科衛生士が口から食べる環境を、義歯治療などを通して確立し、管理栄養士は、栄養量の診査や、食べ物の固さや形、とろみや大きさを検討し、摂食嚥下障害看護認定看護師が総合的にリハビリテーションの計画を考えます。

多職種連携